論より証拠
「ロン、タンヤオのみ。1000点です」
(!)|(!)/(!)
「この点差で喰いタン!?」
「流れを作るってわけでもなさそうじゃ」
「きっと素人だじぇ」
「ちがうわね」
「部長?」
「あの打ち筋、相手の捨て牌は見ずにただひたすら上がりだけを求める、役作りも危険牌も関係ない、上がることとその先だけに意味を見いだす」
「まさか!」
「そのまさかよ、彼女たち瀬田高校麻雀部は脱衣麻雀をメインに据えているみたいね」
「そんな!」
「あの目を見て、一見ぎらぎらとしているように見えるけど、あの瞳の奥を」
「……!!」
「そう、彼女たちを動かすものは欲望でも勝利への執心でもない、それは純粋なる恐怖心。まだ点棒が足りない、今はいいが次の局には天和されるので はないか、読むことなど無意味だ、たとえ降りてもツモられる、不用意にリーチなどしたら振り込みマシン、彼女たちはいつでも崖っぷち、この状況を打破する にはたとえ後付けでも喰いタンでも上がり続けるしかない、そうしてその場しのぎを永遠に続ける、それが彼女たちの戦いなのよ」
(勢多高校麻雀部控え室にて)
「ん?」
「ショウコ部長、ここはいくら何でもやばくないですか?ドベがラスをリーのみで流すなんてめちゃくちゃですよ」
「んもう!」(ビリィッ!)
「きゃー!」(棒読み)
「そんなこと言ってると人生損しちゃうわよ!」(ビリビリッ!)
「いやーん」(棒読み)
(ここで「ときめきの導火線」はいります)
「みんな!瀬田高校麻雀部鉄の掟!」
「く、C&C!(クロスアウト&キャストオフ!)」
「そう、忘れちゃだめだよ♪」
(スタッフロールへ)
そんな二部を妄想してみた
2009/10/15 へすた
補足)アニメ「咲」ネタだった